円形脱毛症は多発性になると慢性再発性になることも多いようです。気がついたらすぐに皮膚科専門医にご相談下さい。なお、当院では円形脱毛症は自己免疫性疾患であるという学説に基づいて以下のような治療をおこなっています。
1.外用療法:炎症を抑える副腎皮質ステロイドと血管拡張作用を持つ塩化カルプロニウムを併用して発毛をうながします。
2.局所注射療法:脱毛部に副腎皮質ステロイドを直接注射する治療法です。
3.内服療法:抗アレルギー剤、免疫調整作用のあるセファランチン、グリチロンや精神安定剤などの内服を併用します。また、時には難治性の円形脱毛症に対して少量の副腎皮質ステロイドを内服することもあります。
4.冷凍療法:液体窒素を軽く患部に当てて、その刺激により毛髪再生をうながします。
5.紫外線療法:病変部にソラレンの軟膏を外用し、そこに紫外線を当てて日焼けを起こして治療します。
6.その他:時にスーパーライザーと呼ばれる近赤外線も併用します。なお、当院ではSADBEやDPCPなど局所免疫療法による治療法は取り扱いがありません。